
親方日の丸
世の中は不景気風に吹き捲くられている。大会社の無配転落や、部課長給与の削減など珍しい記事ではない。○○県の△課長が他の県の課長二人を誘い合わせて、環境調査とやらの名目で一泊の出張旅費付きでゴルフをやりながら環境調査を行ったとか。何で環境調査にゴルフが付くのか解らない。親方日の丸とはのんきなもの、片や一時帰休や採用取消等で頭を痛めているのに「一泊旅行付き、お仕着せ自家用でゴルフをやるのがおいらの仕事、それでも恩給は付くし、昇級ボーナス心配いらぬ親方日の丸へへのんきだねー」と云うのんき節でも生まれそうである。
親方日の丸会社は国鉄ストも何のその自家用車を走らせればよいかも知らないが、残業自粛やボーナス返上で、どうやら命脈を保って来た町工場の工員さんが吐く息も白く朝早くから出勤しているとき、国鉄ストや私鉄ストの為に足を奪われ、半日遅刻すれば、半日の給与が減り、一日休めば一日の給与が減る。組合を造り度くとも組合も作れない様な零細工場に勤める人々。ストライキどころか祝祭日が休日となっても応える底辺にいる人々のあることを忘れてはならない。
如何に理由が有ろうとも交通ストライキによりこれら底辺の人々を苦しめ切羽詰まった生活権を侵すことが果たして交通関係の組合の権利として当然であろうか。
「大の虫を生かすためには小の虫を殺すのは止むを得ない」とでも思っているとしたら、それはお上のお偉方のお考えと似ており親方日の丸的考え方と云えそうである。
赤字○○○億と云う国鉄が、やれ「合理化反対」とか「首切り反対」とか一にも二にもストばやり。赤字の民間会社ならどんな事になるだろう。矢張り国鉄は親方日の丸で、たいしたものである。
民主主義とは
戦後靴下と女性と、そして組合が強くなった。三羽ガラスと云えそうです。強くなった事は大変に結構なことです。
靴下の強いのは安月給取りには特に有り難い事です。女性が強くなったことは男性と同等になったことでこれ又結構、組合が強くなったことは使用者と同等に話しが出来権利主張が出来る様になったことで、これ又結構なことであります。しかしものごとは何によらず中庸が大切で、過ぎたるは及ばざるが如しです。 |